2017年 07月 08日 ( 1 )

妙心寺 春光院型石燈籠

ポケットの中で…

ひろしです。

今日は妙心寺 春光院型石燈籠
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写真は弊社先々代が明治頃に春光院より譲り受けたとされる石燈籠

この燈籠は当時譲り受けた時には既に地輪と中台以外は後補であったというお話ですが、
それでもずっしりした大変貴重な燈籠だったそうです。
しかも年代も古くおそらく鎌倉期のモノだと推測されていました。
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しかしこの燈籠は現弊社会長が某造園業者様の想いに応え1994年春光院に返還されました。
そのことは当時の新聞にも大々的に乗ったそうですが…

さて、そんな春光院の石燈籠については以前ブログでも書いたのですが、
今日は春光院の火袋に彫られている唐草について。
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その字のごとく日本に伝わった唐草とは唐(朝鮮含)からもたらされたつる草が四方八方に伸びてからみあう文様を指します。
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起源は古代ギリシアと云われ、メソポタミアやエジプトから各地に伝播し、シルクロードを経て日本へ伝来したとされています。
また、仏教的思想が強い唐草文様には蓮や牡丹、宝相華を唐草と合わせた、蓮華唐草牡丹唐草、宝相華唐草などが多く見られます。
日本に伝来した唐草文様の多くは、桐や藤、松竹梅等の身近な植物にをモチーフにすることが多く、
しかし、現代の唐草模様として認識されている文様は、緑地の風呂敷に白丸を繋げたもので、葉に当たる部分などはほとんど見ることが無く認識されていることもないのが現状です。
しかし、蔓草の生命力を発展に結び付け、長く伸びるツタの様子は、生命力の象徴と結び付け、一族の繁栄や長寿を意味付け、一種の吉祥文様として愛用されています。

そんな文様の彫られた春光院型石燈籠は少し変わり種のオモシロイ石燈籠です。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-07-08 12:07 | 燈籠・lantern | Comments(0)