2012年 03月 30日 ( 1 )

溝谷神社 石燈籠

さて、研修のお話に戻ります

完全に回った順番は無視して進めて行きたいと思っておる次第ですw

今回は

溝谷神社 石燈籠
京丹後市弥栄町溝谷フキノオカ46-2
鎌倉時代後期造 京丹後市指定文化財 231.4cm
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溝谷神社は新羅大明神と奈具大明神、天照大神を祀る延貴式内社です
この石燈籠は本殿より下の簡易な覆屋の中に建ちます

また社伝によりますと
明智光秀が奉納したとされております

さて、特徴ですが
上から
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全体的に大きめの請花に長く伸びた茎を持つ、丹後地方独特の宝珠
笠は八角で降り棟を簡略し軒先に蕨手を造り出します

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火袋は四角で大面取りし八角と成す
また四面を透窓とし下方に一区の格狭間、上方に縦連子を彫ります
大面取りされた面には円相内に釈迦の種子を刻みます

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中台は八角で薄く、下端に八葉単弁を彫ります

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竿は円筒で中央に三条の中節を彫ります
基礎は八角で側面に格狭間を彫り、薄く一段構えた上部に十六弁の返花を打ちます
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この燈籠は古式の物では珍しく、火袋内に油受を彫ります


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銘文こそありませんが、丹後地方の燈籠の特徴を持つ素晴らしい医師燈籠です

by tokan-en-yoshidah | 2012-03-30 13:03 | 燈籠・lantern | Comments(0)