2012年 03月 03日 ( 1 )

蝉丸神社石燈籠(時雨燈籠)

東海道の逢坂山
現在の国道1号線から浜大津へ
161号線沿に見える蝉丸神社
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線路沿いに建つ神社碑は
レールが摩れて茶色く錆びついています
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寂れた蝉丸神社の最奥には
忘れられたかの様に佇む一基の石燈籠があります。
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国指定重要文化財
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蝉丸神社石燈籠(時雨燈籠) 白川石製

この燈籠には銘文こそありませんが
その形状、格調と申し分ない逸品であります

また、宝珠から基礎まで完存であります

特徴
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宝珠は請花宝珠で全体のバランスからは、とても小さく造られています
笠の表面はゆるく、てりむくりがすっきりとし、真反りになっています
蕨手は近江の特徴が表れた形で、内巻きの中に巻出をもちません
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火袋は正面に小さめの窓を持ち、後ろにはさらに小さい丸窓を設けています
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竿には蓮華紋を、また、中節には満開の蓮華紋を四方に彫ります
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基礎
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六角で単弁
上物の細工に対して少し相成らぬ物にみれます
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鎌倉時代の作と言われる蝉丸神社石燈籠
意匠上細心の注意が行き届いた
美しい石燈籠です
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by tokan-en-yoshidah | 2012-03-03 20:25 | 燈籠・lantern | Comments(0)