2009年 09月 03日 ( 1 )

東大寺法華堂石燈籠(三月堂)と丹生川上神社中社石燈籠

実はよく似ているこの2基の燈籠


さてさて見比べ
あなたはどっちがお好きですか??









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東大寺法華堂石燈籠(三月堂)・奈良市東大寺法華堂前
高さ 約8.5尺

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丹生川上神社中社石燈籠・奈良県吉野郡東吉野村小968
高さ 約7尺





特徴




宝珠・笠
三月堂宝珠は請花宝珠で、笠は薄く勾配は緩やか
丹 生宝珠には請花がなく、笠の勾配は緩やか

火袋
三月堂丹生火袋は火口が二面、残り四面は壁面で、
上二区は横連子、中区は上半を竪連子とする壁面、下二区は格狭間

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写真・三月堂
※三月堂の火袋をよく見ると、法華堂(三月堂)と似た姿に見えることから
 この火袋の形を三月堂型と呼ぶようになったとも言われているそうです

中台
三月堂丹生上端に二段の請座、中台側面は、二区格狭間で、下端は単弁の蓮弁

竿
三月堂竿は長めで、上中下の三節で、帯締めになっている
丹 生竿は上中下の三節で、三月堂よりも帯締めになっている
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写真・生丹

基礎
三月堂
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基礎は、自然肌に八葉蓮華文が刻まれている
丹 生
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基礎上端は一段上に単弁反花、側面は二区格狭間


石工
三月堂伊派石大工 伊行末 作
丹 生伊派石大工 伊行吉作

伊行吉は伊行末の嫡男である・・・って、この伊行末、今で言うチャラ男?




これら2基の石燈籠は
宋の石工とその息子が造った有名な作品です
しかしその姿はシンプルなのに
他には無い独特な姿をしています


さてこれらを見比べてみて
どちらがタイプでしたか???

by tokan-en-yoshidah | 2009-09-03 22:09 | 燈籠・lantern | Comments(0)