桂離宮・園林堂前雪見灯篭
江戸時代初期
八条宮初代智仁親王と
二代智忠親王によって造られた、
池泉舟遊・回遊式庭園
1615年、桂山荘が完成。
1662年、中書院、新御殿、月波桜、松琴亭、賞花亭、笑意軒
を増築。
1881年、11代八条宮家・淑子内親王が亡くなり、
桂宮の歴史は途絶えました。
1883年、桂山荘は、宮内省の管轄となり名前を、
「桂離宮」と改名。
そんな桂離宮は、
建造当時から一度も火災に遭っておらず、
当時のままの姿で現代に残されています。
今回は桂離宮園林堂前にある雪見灯篭を紹介!
上から
宝珠
笠
火袋
中台
脚
とされていますが
ここ桂離宮園林堂前の雪見には宝珠がありません。
特徴は
笠は六角形で、上部に少し段が刻まれています。
火袋も六角形で、六面全部に火窓があります。
中台は六角形で比較的側面は薄く、装飾などはありません。
脚は四脚開き気味で少し小さめに作られています。
そんな桂離宮園林堂前雪見灯篭
なんともいえない絶妙なバランスで
現代の雪見灯篭の代表的作品とされています。
個人的に好きな燈篭の一つです。
by tokan-en-yoshidah | 2008-09-21 21:44 | 燈籠・lantern