孤蓬庵 忘筌寄燈籠
足イタイ・・・
ひろしです。
今日は
孤蓬庵の忘筌寄燈籠
この燈籠は書院軒内露地の見付で、
忘筌の席から露結の手水鉢と共に景の中心となっています。
調べによりますと
宝珠は五輪塔の空・風輪を乗せ
笠は同じく五輪塔の水輪を二分割した下端を逆さにし
火袋は宝篋印塔の基礎を四面刳り貫き
中台は層塔の笠を逆さにし
竿は宝塔の軸部(塔身)が使われており
正面に舟形の中に仏を肉彫りし、残り三方には梵字を彫ります。
ここ孤蓬庵は小掘遠州造の庭で知られ、
この庭で遠州が石燈籠の竿部に仏の入った物を使ったことがきっかけで
以後、竿部に仏の入った石燈籠が流行ったそうです。
寄せる事を気にしない
現代ではあまり考えられない事かもしれませんが
あまり無茶をしなければ(一定の決まりさえ守れば)コレも一つの景と成り得るのですね。
昔人の知恵、勉強になります。
by tokan-en-yoshidah | 2012-11-28 17:08 | 燈籠・lantern