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是より洛中荷馬口付のもの乗べからず

草ボーボー

ひろしです。

本物かどうかで言われると?が付きますが、
不利い物ではあるようです。
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是より洛中荷馬口付のもの乗べからず


京都に30石存在する?したと云われている石標

先ずここに書かれている洛中について…
その昔京都は市街を洛中、郊外を洛外と呼び、
「一条ヨリハ南、九条ヨリハ北、京極ヨリハ西、朱雀ヨリハ東」
「東は京極迄、西は朱雀迄、北は鴨口、南は九条までを九重の都」
つまりこの内側が洛中にあたるということ。

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昔の記事を転用しますと
この石標は
「荷馬に乗ったまま洛中へ入ってはなりませぬ」
つまり荷を積んだ馬は、馬の手綱を引いて歩きなさい
という意味で現代で言う道路標識に代わるものとされておりました。

1695年、商が盛んだった京の町では事故も多く
洛中(市街地)の交通安全の為にお土居(内を洛中,外を洛外)周り30箇所に木杭で建てたのが始まりで
その後木は朽ち、1717年石標に作り変えられたものとされております。

さて、本題はここからですが、なぜこれが本物かどうかわからないというと、
先ず石は滋賀県の江州石製であること。
今まで見てきた8本/30本は全て白川石製であったこと
そして、
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3面に「是より洛中荷馬口付のもの乗べからず」と彫られていること。
そして何より字体と彫が大きく違うこと。
しかし、私も30本あったとされるこの石碑の8本しか見ていないわけで、
このような彫や江州石のモノがあったかもしれないので、断定はできません。
やはりまだまだ勉強不足を痛感Orz

最後にこの石標で残念なのが
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本物であっても偽物であっても、こんな大事な所に火窓くり貫いたら駄目だろう…ということ。

では。


※以前の記事
2011.4.14 享保2年の石標 3本/30本 
2011.4.16 是より洛中荷馬口付のもの乗べからず
2012.11.6 是より洛中荷馬口付のもの乗べからず

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-31 11:06 | 道標・signpost | Comments(0)

四面抜き 置型石燈籠

未唯ちゃん頑張れ!

ひろしです。

少し空きましたが
第10弾
置型石燈籠
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置型の石燈籠は桂離宮の三光燈籠と仁和寺の寸松庵が有名ですが、他に本歌のある置型石燈籠は殆ど無いことお気づきでしょうか?
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昔は小型の燈籠は金燈籠が主流で石造の燈籠というのは珍しいものだったと考えられます。

そして近年、石文化も発展し、小型の石燈籠や石のオブジェ等、創作石造品が沢山誕生したと考えられます。

弊社も創作の置型石燈籠やオブジェも多数展示しております。
そんな弊社の創作置型石燈籠は、一般家庭や、社寺、旅館、料亭、そして今流行りのゲストハウスと多方面でお使いいただいております。

今回の四面抜きの置型石燈籠もその一つ。
四面を大きく抜くことで四柱が細く、しかしそれを割らずに造るのは技術がいることで、小物は手がかかる事がわかっていただけるかと思います。
そしてここに建具障子を入れるとまた雰囲気がいい!
どうですか?

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-30 11:27 | 燈籠・lantern | Comments(0)

忘れてました!

ひろしです。

今日は京都の造園組合の130周年
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気づけば私もこの仕事に人生の半分近く関わってきました。
でも、130年はまだまだ先の話( ̄∇ ̄)
私の130周年は、誰も私のことなど知ることもなく土の一部となり木や花の肥やしとなっているでしょう(°▽°)

あれ?そういや私石屋だった…^_^

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-29 22:08 | 京都・kyoto | Comments(0)

焼けた

4回目

ひろしです。

今日は京都ラグビー祭
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中学、高校の試合も観戦!
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バレー・ラグビー → バレー → ラグビー
バレーで高校の推薦もらったのにラグビーの道を選んだ彼
もうバレーはできない体型になっちゃったね( ̄∇ ̄)

同立戦も観たかったけど、炎天下の中体力が持たずリタイヤ…

しかしよー焼けました

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-28 19:49 | ラグビー・rugby | Comments(0)

お土産

中休みします

ひろしです。

末っ子が修学旅行から帰って来ました。
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※写真は本文とは関係ありません…

1人でお泊まりとかなかなかできない甘えん坊な末っ子

そんな彼が選んで買って来てくれたお土産
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ミニしるこサンド
果たしてこれが名古屋の御当地品なのか?
そしてまた何故これをチョイスしたのか?

彼なりに色々考えがあったのだろう。
しかしどうしても納得のいくものではない…
それは、私が小豆のお菓子が嫌いだから。

息子よ
息子よ

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-27 13:32 | 個人的・Personal | Comments(0)

八角型生込み燈籠

プレミアムフライデー
昔で言う花金?

ひろしです。

第9弾
京は
八角型生込み燈籠
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スタンダードな生込み型の燈籠に位置付けされるこの八角型ですが、
八角型にも色々あり、このようにスマートに造られた物とは対照的なものも存在します。
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こちらは蕨手を持った八角型ですが、非常にズングリムックリな姿をしております。
好みは解れますが、万人うけするタイプは、先に挙げた八角型だろうと思います。
しかし、京都の古い町家や茶庭を観ると後者のような姿をした石燈籠を選ばれている事が多く感じられます。
逆に前者は古い町家や茶庭には観る事は殆ど無くスマートな庭を好む現代庭園に見合う姿として近年い生まれたモノなのかもしれませんね。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-26 09:36 | 燈籠・lantern | Comments(0)

明灯

恵みの雨ですね

ひろしです。

第8弾
今日は明灯(みょうとう)
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火袋以外が一体となった小ぶりの生け込み型の燈籠

灯明とは神仏に供える灯火を言い、闇を照らす智慧の光とされる。

因みにこちらは明灯
こう言った神仏的要素は一切無く、
一般家庭に広く愛されています。

では。


by tokan-en-yoshidah | 2017-05-25 08:26 | 燈籠・lantern | Comments(0)

朝鮮型長明燈

とろけそうです。

ひろしです。

第7弾
今日は
朝鮮型長明燈
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日本の石燈籠の起源は仏教の伝来により仏寺建築が行われるにつれ、中国大陸から朝鮮半島を経て伝わったとされています。
しかし、中国では石燈籠の遺例が極めて少なく、朝鮮半島に見られる石燈籠にはその面影が見られるにしても、現代の日本の石燈籠とは少し形が違うようにも見えます。
日本の石燈籠は平安期には社寺の献灯として奉納されていました。
しかし時は経ち桃山時代以降人々は豊かに、金持ちの家には庭園を作り夜には茶会などを開き、その照明用に露地燈として庭に燈籠を取り入れらようになりました。
更に江戸期に入ると一般家庭にも庭が作られるようになり有名寺院などの石燈籠の模作が流行りだします。
それが現代に残る石燈籠の形の始まりです。

さて、話は随分と逸れましたが、上記のように日本の石燈籠は日本独自の進化を遂げ現代の形になったのですが、朝鮮半島に残る石燈籠はと言うと、
勿論社寺に見られる石燈籠は日本と同じでその姿は今も通じるものもあります。
しかし、長明燈として利用された石燈籠はと言うと
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この様に火口が小さく、到底灯が点されるようなものではありません。
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では、朝鮮半島に見られる長明燈とは一体なんなのか?

朝鮮の墳墓は前に王を護衛する武人と王の命に従事する文人を建て、
武人は下界、文人は中界、王が住む上界とされています。
その墳墓の主でもある王が昼夜問わず自由に陵墓を行き来出来るように建てられたのが長明燈であり、墳墓の正面中央に堂々と据えられています。
ロウソクみたいなものが墳墓のまわりをかこむように建てられているのも同じ意味を持ちます。
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日本の石燈籠とは少し意味合いが違い、
実際に灯をともす必要はなく、陵墓内を明るくするという象徴的なものである。

つまり、元は同じ社寺の献灯として伝わった石燈籠が、
日本は実用性のあるものとして、朝鮮は象徴的なものとして、独自の過程を進んで来たということです。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-24 06:00 | 燈籠・lantern | Comments(0)

桂離宮雪見

口内炎が超BIG

ひろしです。

第6弾
今日は桂離宮雪見
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結構しっかり堅めに造った桂離宮雪見
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足は少し大きめに造っています。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-23 07:58 | 燈籠・lantern | Comments(0)

城南宮楽水苑 船着燈籠

難しいから楽しい

ひろしです。

第5弾!
今日は
城南宮楽水苑 船着燈籠
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別名船着燈籠

船着燈籠と言えば桂離宮の船着燈籠が有名です。
しかし、京都で船着燈籠と言えばほとんどがこのスタイル。
本歌は城南宮楽水苑に在りますが、船着き場にあるわけではなく、何故船着燈籠と呼ばれているのかは謎です。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2017-05-22 15:31 | 燈籠・lantern | Comments(0)