石目の違い【京名石・花崗岩】

しかし熱い…

ひろしです。

石目の見方が判らない。
見分け方があるのか?と言う質問をよく受けます。
正直口で説明するのは難しく、恐らく話を聞いても???となるのが落ちでしょう。

今日はそんな説明しにくい京都の名石の石目を写真に収めてみました。

先ずは、京都を代表する石
白川石
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京都府京都市左京区(比叡山付近)
黒雲母花崗岩
特徴は…
流れるような石目に、時に大きなボセ(黒雲母の集合体)が見られます。

白川太閤石
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京都府京都市左京区(大文字山付近)
黒雲母花崗岩
豊臣秀吉が好んだことが由来とされております。
石英部分が柔らかく風化し石表から外れ、その部分が気泡のような穴が開く(その部分を京都では虫喰いと呼ばれる)のが特徴。
粘りのある石で加工はしやすいのですが、
山キズの多い石で大きい原石が殆ど取れない為、
この石を使った巨大石造品は権力の象徴でもあったとも云われております。

次に京都の最も高級な石材
本鞍馬石
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京都市左京区(鞍馬地方)
花崗閃緑岩
花崗岩の構成要素は、主に石英、黒雲母、長石という鉱物ですが、
長石が斜長石より多いものを花崗岩、少ないものを花崗閃緑岩と呼んでいます。
鞍馬石と呼ばれている花崗閃緑岩には磁硫鉄鉱という金属を含む鉱物が含まれており、
赤茶けた錆は風化により、内部に含まれる硫化鉄が表面に浮き上がってきたものです

丹波鞍馬石
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京都府亀岡市(千代川~湯ノ花付近)
黒雲母花崗岩
本鞍馬に比べて石肌の皺がなく鉄分も幾分少ない為、表皮は酸化しにくい。

京都でよく見かける石の中で代表的なもの
江州石(ごうしゅう)
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滋賀県 両雲母?花崗岩
非常に硬い石で石造加工に向きます。
黒雲母が比較的大きく有含量が少ないのが特徴


と、自分なりに分かりやすく石目が撮れたと思う物を載せてみましたが
実際同じ石山でも採掘される石層によって石目は全然違う場合もあります。


余談
花崗岩というのは主に黒雲母(白雲母)・石英・長石という鉱物から成る岩石で、
薄くて平たい黒く見える鉱物を黒雲母。
(薄くて平たい白~透明色に見えるものを白雲母。※褐色に見えるものもある)
透明感があり薄グレーに見えるものを石英。
乳白色のように見えるものが長石。
これらが含まれるものが花崗岩と呼ばれるもので、
その中で閃緑岩は、中に含まれるカリ長石と斜長石という鉱物の量の違いによって別けられます。
カリ長石が斜長石より多いものが花崗岩
少ないものを閃緑岩と呼びます。
大きく岩石を分けた場合、基本的にこれらは火成岩に分類され
その中の花崗岩に属します。
さらに奥深く石種を見たときに閃緑岩等と分類していくので
全て花崗岩と覚えて間違いはありません。

では。

by tokan-en-yoshidah | 2016-05-23 17:12 | 石・stone | Comments(1)

Commented by tokan-en-yoshidah at 2016-06-24 16:15
鍵コメ様
コメントありがとうございます。
弊社ホームページ内にコンタクト欄がありますので、そちらにアドレスを記載して頂けますと返信させていただきます。
返信させていただいたアドレスに写真を添付頂けましたらもう一度返信させていただきますので、お手数ですが下記アドレスよりご連絡よろしくお願い致します。
吉田
http://www.tokanen.com/top.php

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