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福林寺 石造宝塔

風強いですね。

ひろしです。

今日は二基の石造宝塔について。
福林寺 石造宝塔
福林寺 石造宝塔_f0142070_16380154.jpg
この宝塔は寺伝によると『佐々木高綱が経筒を塔身に収めた。』とあります。

まずは手前(北側)から
福林寺 石造宝塔_f0142070_16391050.jpg
重要文化財 高さ約250cm
相輪から基礎まで全て完存しております。
特徴
笠上部に露盤を造り、四隅は降棟を造ります。
笠裏には薄い垂木を持ち、塔身部首は二石の二段で軸部は一面、如来座像を刻みます。
基礎は四面とも輪郭の中に小さめの格狭間を刻みます。


もう一つ右側(南側)
福林寺 石造宝塔_f0142070_16460909.jpg
重要文化財 高さ約240cm
こちらは残念ながら相輪に大きな欠損と、
塔身部首は上段側が割れている。
特徴
相輪は九輪上部を欠損し別の小さめの相輪を載せます。
笠、塔身基礎は北側の物とさほど変わらないのが見て取れます。
年号などは一切刻まれておりません。

by tokan-en-yoshidah | 2014-12-17 16:35 | 石塔・tower

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