高山寺 佛足石
高山寺といえば
鳥獣戯画で有名なお寺ですが
日本最古といわれる茶畑があることでも知られています
今回は
そんな高山寺の中にある
佛足石(ぶっそくせき)です
高山寺内には至る所に佛足石参道等と刻まれた道標が見られます
頂上付近に近づいた所にそれは見られます
釈迦の足跡を石に刻んだもので
釈迦が滅した後から仏像と呼ばれる物が世に創られるまでの長い期間
人々の崇拝の対象とされた物です
ただ、これらは釈迦の物だけとは限らないで
シバ神等の足跡とされている物もあるそうです
片足の物より古い形式とも言われています
実際の足跡という訳ではなく
足形の表面には如来の三十二相の内の一つが表記され
五本の指先には
卍字文
宝剣
双魚文
宝花瓶
宝螺文
中央は千幅輪
踵は梵王頂相文が刻まれています
高山寺にある佛足石は
明恵上人が釈迦深く信仰したことより
これに因んで造られたとされています
by tokan-en-yoshidah | 2010-11-15 12:58 | 石・stone