東大寺法華堂石燈籠(三月堂)と丹生川上神社中社石燈籠
さてさて見比べ
あなたはどっちがお好きですか??
高さ 約8.5尺
高さ 約7尺
特徴
宝珠・笠
三月堂:宝珠は請花宝珠で、笠は薄く勾配は緩やか
丹 生:宝珠には請花がなく、笠の勾配は緩やか
火袋
三月堂・丹生:火袋は火口が二面、残り四面は壁面で、
上二区は横連子、中区は上半を竪連子とする壁面、下二区は格狭間
※三月堂の火袋をよく見ると、法華堂(三月堂)と似た姿に見えることから
この火袋の形を三月堂型と呼ぶようになったとも言われているそうです
中台
三月堂・丹生:上端に二段の請座、中台側面は、二区格狭間で、下端は単弁の蓮弁
竿
三月堂:竿は長めで、上中下の三節で、帯締めになっている
丹 生:竿は上中下の三節で、三月堂よりも帯締めになっている
基礎
三月堂:
丹 生:
石工
三月堂:伊派石大工 伊行末 作
丹 生:伊派石大工 伊行吉作
伊行吉は伊行末の嫡男である・・・って、この伊行末、今で言うチャラ男?
これら2基の石燈籠は
宋の石工とその息子が造った有名な作品です
しかしその姿はシンプルなのに
他には無い独特な姿をしています
さてこれらを見比べてみて
どちらがタイプでしたか???
by tokan-en-yoshidah | 2009-09-03 22:09 | 燈籠・lantern